『殿様総理』と揶揄〔やゆ〕された第79代 内閣総理大臣・細川護熙氏。
初の政権交代を起こした張本人として有名ですね。
首相の座に就いていたのは、1993(平成5年)8月9日(月)から1994(平成6年)4月28日(木)まで、たったの 37週+3日間(8か月あまり)のことでした。
日数を計算してみたことなどありませんでしたが、あまりに短い在籍期間であったことにあらためて驚いた次第です。
さらに、突如として『脱原発』を掲げて東京都知事選に出馬したりと、殿のご乱心ぶりは世間を驚かせることばかりでした(笑)
そんな腰掛け総理が今ライフワークとして取り組んでいるのは、『脱原発』でもなければ、もちろん『景気回復』でもありません。
彼は現在、政治の世界とは全くかけ離れた世界の住人となりました。
ここは薬師寺・慈恩殿(奈良市西ノ京町)。
なぜ元首相がこんなところに???
そんな疑問をひもといてみたいと思います。
最後までお付き合いいただけましたら幸いです *^_^*♪
血筋がなんだかスゴそうなこの人の記事も読んでみてくださいね ♪
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もくじ
元総理・細川護熙氏のプロフと経歴
【名 前】細川 護熙
【読み方】ほそかわ・もりひろ
【英語表記】Morihiro Hosokawa
【性 別】男性
【生年月日】1938年(昭和13)年1月14日(金)
【年 齢】78歳(執筆時)
【干 支】寅年
【星 座】山羊〔やぎ〕座
【血液型】O型
【出身地】東京府東京市(現在の東京都千代田区)
※本籍は熊本県熊本市
【生い立ち】肥後熊本藩主・細川家の第18代当主
【小学校】清泉女学院小学校
【中学校】栄光学園中学校
【高 校】学習院高等科
【大 学】1963(昭和38)年3月 上智大学 法学部(法学士)を卒業
京都大学受験に2度、失敗しているそうです~
【就 職】
・1963(昭和38)年4月 朝日新聞・社会部(記者)
・1968(昭和43)年11月 退社
【初当選した選挙】第9回 参議院議員通常選挙/自由民主党
【政治家デビュー】1971(昭和46)年6月27日(日)
【退陣理由】佐川急便より1億円を借り入れた件を追及され総辞職
【職 業】元総理大臣・元政治家・陶芸家・書家・絵師・茶人・文筆家
【結 婚】上智大学で知り合った佳代子さん(英文科)と1971(昭和46)年に結婚
【子 供】長男:護光〔もりみつ〕(陶芸家)/長女
【両 親】父:護貞〔もりさだ〕/母:温子〔よしこ〕(旧姓:近衛)
【兄 弟】弟・近衛 忠煇〔このえ・ただてる〕(旧名:細川 護煇)
【現住所】神奈川県 足柄下郡〔あしがらしもぐん〕湯河原町〔ゆがわらまち〕宮上〔みやかみ〕
父親は「そんなヤクザな道」と言って政界入りに反対し、勘当を言い渡したんだそうですよ。
その反対を押し切って政治家となり、総理大臣の座まで上り詰めた護熙氏でしたが、大きな事件を起こして?巻き込まれて?引退ということになってしまいました。
父・護貞氏には先見の明があったということですかね(笑)
政治家を引退した後、おばあさまが居を構えてお住まいだった神奈川県足柄下郡〔あしがらしもぐん〕湯河原町〔ゆがわらまち〕宮上〔みやかみ〕の邸宅に、工房と茶室「不東庵〔ふとうあん〕」を設〔しつら〕え、作陶に励んだのだそう。
自由人ですよね、自遊人。
![]() 不東庵日常【電子書籍】[ 細川護熙 ]
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総理のときよりハマってる?! 陶芸家としての顔
ご自宅に茶室・工房に窯までを構え、源泉も引いてしまうという『殿』ぶり。
記者に茶碗の値段を聞かれて20万円と答えたりもしているようですが・・・自己評価額なのかしらん???(笑)
陶芸家・細川護熙氏 茶碗ひとつで20万円、壺は100万円以上も│NEWSポストセブン
四十の手習いどころか、60歳を過ぎて始めた陶芸。
思いもよらぬ才能とセンスを発揮し、川喜田半泥子 – Wikipediaの再来とまで言われているんだそうですよ~ほほぉ。
師匠は奈良県奈良市水間町の辻村史朗〔つじむら・しろう〕さん。
媚〔こ〕びず、飾らず、躊躇〔とまど〕わず。
『渾身の陶芸家』というふうに表現されています。
浅野ゆう子さんと何の関係が???
政界を去るキッカケとなったとも言われている、かの有名な佐川急便事件。
ザックリ言うと、『佐川急便から1億円を借り入れてマンションを建設した嫌疑をかけられ内閣が総辞職した』事件です。
(このパロディーポスター、センスがハンパないw)
この事件で元総理・細川護熙氏と女優の浅野ゆう子さんとの関係が取りざたされましたが、真相は?!
まさかまさか、あんなステキな奥さまがありながら、浅野ゆう子さんを囲い入れてマンションに住まわせていたのか???
・・・・・と思いきや、浅野さんが不動産を介してそのマンションを借りていた、というだけのことでした。
ヨカッタ・・・・・・。いや、よくないけど。
家系図がハンパない?!
そりゃ細川家18代当主ですから、荘々たる面々に囲まれていることでしょうな。
で、ちょっと見づらいけどゴメンナサイ。
一番下に・・・いましたいました、元総理・細川護熙氏。
文字だけにすると、こんな感じになるんだそう。
もうちょっと分かりやすく、近世以降のみに絞った家系図では、こんな感じ。
徳川とか織田とか引っ張ってくると、こう。
高校の日本史で毎度のように赤点を取って追試を受けていた私からしたら、へぇ~~~・・・・・(おしまい)。ですが、興味のある方からしたら、研究のしがいもある、面白いシロモノなんでしょうね^^
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実は奥さまもスゴかった!!
お二人のツーショットは貴重なんだとか。
奥さまと娘さん。お二人とも、とてもおキレイです。
(2013年3月)
この写真の舞台となっている『公益財団法人和敬塾〔わけいじゅく〕(東京都文京区目白台)』は護熙氏が幼いころ過ごした場所で、現在は東京都の有形文化財に指定されているそうです。
まだ華族制・貴族制の残る時代の豪奢な建物で、男子大学生・大学院生の学生寮として利用されています。
奥さまの佳代子さんは、NPO法人勇気の翼インクルージョン2015理事長、また公益財団法人スペシャルオリンピックス日本の名誉会長でもあります。
50年前、まだ日本に「ボランティア活動」という言葉すら存在しない時代からボランティア活動を続けてきた、すばらしい人物なんです。
佳代子さんが1994(平成6)年に設立した『スペシャルオリンピックス日本』では、スポーツを通して知的障害を持つ方の自立を促し社会参加を実現するべく、日々ボランティア活動ににまい進しておられます。
著書は必読
ともこちゃんは銀メダル
![]() ともこちゃんは銀メダル [ 細川佳代子 ]
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『スペシャルオリンピックス』で銀メダルを取ったダウン症のともこちゃんの物語です。
体に障害を持つ方の『パラリンピック』とはまた別に、知的障害を持つ方の『スペシャルオリンピックス』というものが開催されていることを初めて知りました。
細川氏どうこうは関係なく、必読の1冊です。
花も花なれ、人も人なれ―ボランティアの私
![]() 花も花なれ、人も人なれ―ボランティアの私 [ 細川佳代子 ]
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Amazonレビューより
この本で紹介されているボランティア活動の資金集めのアイデアは、マンネリ化した日本の募金活動の反省材料になる。
日本人がよく使う「もったいない」という言葉の語源『勿体〔もったい〕』とは本来、一人ひとりの人間が持っている、その人をその人たらしめている一番大切なもの、という意味で、その『もったい』を蔑〔ないがし〕ろにすることが『もったいない』ということなんだそう。
だから、知的障害者にも、世界でワクチンの接種が受けられない子供にも、日本に住む我々にも、『勿体』があり、お互いのそれを尊ぶことこそが大切なことであり、あるときはそれがボランティア活動となる。
あれもこれも必読なのね・・・時間が足りない・・・。
婦人画報 2012年10月号
婦人画報 2012年10月号 にも登場しています。
表紙にはお名前が見当たりませんが、『女の「仏教」ことはじめ』という特集に寄稿されているそうです。
↓ ↓ ↓
元モーニング娘。とコラボしたり
『勇気の翼インクルージョン』の活動には、元モーニング娘。の飯田香織さんも積極的に参加していらっしゃるんだそうです。
時には中澤裕子さんと共演したり。
ピーベリーのシングルCD『キャベツ白書~春編~』のMVに登場したり
2013年2月27日発売のメジャー初のシングルなんですって♪
開始51秒あたりから、畑で作った安全・安心なキャベツを使って体にいいお料理を食べさせてくれる「おばあちゃん」として出演されています。
1分43秒あたりから流れる『故郷〔ふるさと〕』は、佳代子夫人が歌っておられるんだそうですよ!貴重!
MVのせいもあるかもしれませんが、なんだか心がほんわか温かくなるステキな曲です。
佳代子さんの歌声もなかなかのものでしたよ!
左:和田彩花〔わだ・あやか〕さん、右:鞘師里保〔さやし・りほ〕さん
長男・護光さんも陶芸家
左が護光さん。
よく似ていらっしゃいます。
作風も、お父様のそれとよく似ているような。
東京都新宿区の柿傳〔かきでん〕ギャラリーで個展の予定があるようです。
ぜひお出かけください~♪
柿傳ギャラリーへのアクセス
薬師寺の障壁画・襖絵
美しく荘厳な薬師寺の慈恩殿。
堂内に入ると、美しい襖〔ふすま〕絵が目に入ります。
驚くなかれ、元首相・細川護熙氏が描いたものなんだそうです。
2014年に始まったこの壮大なプロジェクトでは、2017年春にまず内陣の障壁画40面、そして2年後の2019年に残りの障壁画20面あまりを収める予定なのだそう。
制作にかかる年月は約5年。
障壁画にお目にかかりたいものですが、完成・公開はまだ先になりそうですね。
楽しみに待ちましょう^^
2015年4月19日から5月10日まで、この下絵が一般公開(無料)されたのだそうです。
慈恩大師の名をいただく慈恩殿の障壁画『東と西の融合』制作プロジェクト。
平成24年秋ごろ薬師寺より元首相に依頼があり、縮尺下絵や、20分の1の模型を制作し、絵の配置などを検討してきたそうです。
本も出してるのね
奥さんの本を先に紹介しちゃってスミマセン・・・。
というか、これは細川護熙氏が出した本ではなく、陶芸家としての彼を特集したムックのようですが。
![]() 細川護煕
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ちょっと面白そうな本を見つけてしまいましたw
元総理を揶揄〔やゆ〕する内容の本みたいなんですが。
これは読んでみねば!!
![]() 【中古】 余はもう辞めたあとはよきにはからえ 日本をダメにした十人目の政治家バカ…
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10年も前に投稿された たった1件のレビュー。
(前略)
小沢一郎氏に担がれる形で、55年体制を初めて打ち破ったのが、国民新党という得体の知れない存在でブームとなった細川首相であった。
この記者会見で「プロンプター」を使う新し物好きの首相は、従来の自民党にない新鮮さで、ひょっとしたら、日本を根本的に変えてくれるのではないかとミーハーにも思ったものである。
しかし、「印象」としては、佐川問題に執着することもなく、あっさり政権を投げ出した。潔いと見るか無責任と見るかは、議論が分かれるだろうが、彼に期待した多くの人間には、失望を与えた。(中略)
細川元首相の大罪も問題であるけれども、こういうある意味肯定的に捉えるなら政治にダイナミズムをもたらした小沢一郎氏に注目したい。
この本の主役は所詮「大根役者」だったのだから。
このレビューを読んでも、細川氏についてどんなことが書いてあるのか想像がつきませんでした。
『今、読みたい1冊』に認定ですw
読破したあかつきには、また感想などアップしたいと思いますw
細川総理も朝日新聞の記者だったんですね~。
⇒ 稲垣えみ子の電気代は月200円?! アフロの髪型と朝日新聞退社後の節電生活が気になる~!!
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本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました *^_^*♪
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