とってもラブリーな、ぬいぐるみと間違えるようなピンク色のイルカ。
衝撃的な映像だったため、覚えている方もいらっしゃるのではないかと思いますが、2013年の夏、フジテレビ「超潜入!リアルスコープハイパー」でピンクイルカが紹介されました。
上地雄輔さんが南米を訪ね、アマゾン川で3匹のピンクイルカ(ピンクドルフィン)を発見したシーンは感動ものでしたよね♪
上地さんを倣ってスマホの待ち受けにしたところ、就職や恋愛がうまく行った、体調不良が改善された、など、本当に幸運が訪れたというツイートが何件もありました。
10月12日(月)に放送される日本テレビ「世界まる見え!テレビ特捜部」では、アマゾン川のピンクイルカが再び特集されます。
ピンク色の体の謎が明らかになるのでしょうか?!
これは録画してでも見なきゃですよ~!
さて、そんなピンクイルカに会える場所が日本にもあるのでしょうか?
もくじ
ピンクイルカってどうしてピンクなの?
ピンクイルカ(ピンクドルフィン)というのは、シナウスイロイルカ〔支那薄色海豚〕の通称で、学名がSousa chinensis〔サウサ・シネンシス〕という種類のイルカです。
主に中国・ベトナム・タイの河口あたりの浅い海に生息しています。
ちなみに、上地さんが見たのはアマゾンカワイルカという種類で、ピンク色、クリーム色など、さまざまなんだそうです。
ピンクイルカは、生まれたときには黒、少し大きくなってくると普通のイルカと同じ灰色になり、大人になるにしたがって体色がピンク色に変化していくのだそうです。
中でもピンク色なのは大人のメスだけで、大人のオスは白になるのだそうですよ。
ピンク色になる理由はよく判っていません。
生息地が外敵の少ない浅い海であること、また海水の透明度が低いため灰色でなくても目立たないことが理由ではないかと考えられています。
2歳ごろのピンクイルカは、まだ灰色の斑点が目立つ
南米アマゾン川以外でピンクイルカに会える場所
生息地周辺の国では、海上に船を出してピンクイルカを観察する「ドルフィンウォッチング」が人気です。
タイ【Oasis Sea World(オアシス・シー・ワールド)】
公式HPは表記がタイの言葉でサッパリです(苦笑)
下記は政府の観光庁HPなんですが、こちらでは日本語で表記されています。
ピンクイルカとふれ合ったり、エサをやったり、一緒に泳いだりすることができます。
ちなみに、タイにお住まいの方と観光客とでは入園料が違うようです。
チャンタブリ市の南西約25km離れたレーム・シンにあるオアシス・シーワールドでは、珍しいピンクのイルカが楽しいショーを披露してくれます。
この珍しいイルカは成長するにしたがって、全身が灰色がかったピンクから美しいピンク色に変わっていきます。
(出典:タイ国政府観光庁HP)
シンガポール【セントーサ島】
ふれあうこともでき、有料ですが記念撮影サービスもあります。
ピンクイルカのショーも開催されていますが、悪天候に見舞われるとショー・記念撮影が中止になる場合もあるようなので、訪問の際は、お天気のよい日を選んで。
香港【ランタオ島】
香港でイルカが見られる・・・何だか「香港」のイメージと違って、不思議な感じがしますよね。
体色がピンク色なので、グレーのイルカと違って、広い海上でも遠目にもよく判り、海面を見え隠れするさまを目で追うのも楽しい♪
ピンクイルカは普通のイルカ同様とても人懐っこい性質で、ボートのそばまで近づいてくるので、手が届くほど間近で見られることもあるそうです。
「香港ピンクドルフィンンウォッチングクルーズ」は「viator」「VELTRA」などのサイトで事前予約もできるようですね。
*どのツアーに参加する場合も、事前の船酔い対策をお忘れなく。
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ピンクイルカが絶滅の危機?!
ピンクイルカは今、魚の乱獲による食べ物の減少や、海上交通量の増加、水質汚染、また埋め立てによる繁殖地の減少などによって、その生息数は減少の一途をたどっています。
生息地から離れることはほとんどないそうですから、工業排水・生活排水による海水の汚染が生体に及ぼす影響も甚大なのです。
死骸の調査により、排水に含まれる水銀・スズなどの汚染物質や合成保存料などが体内に蓄積されていることが判っています。
まとめ
ピンクイルカは現在、絶滅危惧種に指定されています。
観光の目玉にもなっているピンクイルカ。
商業的な役割を担わせるのであれば、もっと環境の美化に力を入れ、生息地の安全を確保するなど、大切にしてあげてほしいものですね。
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